フィリピン進出を検討する際、多くの企業が気になるのが「税金」についてです。
特に、
- 法人税はどれくらいかかるのか
- VATとは何か
- 日本との違いはあるのか
- BIR対応は難しいのか
といった相談は非常に多くあります。
フィリピンでは、日本とは税務制度や運用感覚が異なる部分も多く、事前理解が重要です。
この記事では、フィリピン法人運営で基本となる、
- 法人税
- VAT
- BIR
- 会計・税務運営
について、実務ベースで解説します。
フィリピンの税務はBIRが管轄
フィリピンでは、BIR(Bureau of Internal Revenue)が税務を管轄しています。
日本でいう税務署・国税庁に近い存在です。
法人設立後は、BIR登録を行い、税務処理を進める必要があります。
フィリピン法人税の基本
フィリピンでは、法人利益に対して法人税(Corporate Income Tax)が課税されます。
一般的な法人税率
一般的には、25% 前後が基準となります。
ただし、
- 売上規模
- 業種
- 特別優遇
- PEZA
などによって異なる場合があります。
赤字でも税金が発生するケースがある
フィリピンでは、利益ベースだけでなく、
- Minimum Corporate Income Tax(MCIT)
- その他税務処理
が関係するケースもあります。
そのため、「赤字だから税金ゼロ」とは限りません。
VAT(付加価値税)とは?
フィリピンでは、VAT(Value Added Tax)が重要な税務項目です。
日本の消費税に近いイメージです。
VAT税率
一般的には、12% です。
VAT登録が必要になるケース
一定条件を超える場合、VAT登録が必要になります。
業種によっては、初期段階からVAT登録を行うケースもあります。
実務上の注意点
VATでは、
- Official Receipt
- Sales Invoice
- BIR登録
- 帳簿
- 会計処理
などが非常に重要になります。
特に、「レシート運用」はフィリピンで非常に重要な実務ポイントです。
Percentage Taxとは?
小規模事業などでは、VATではなくPercentage Taxを利用するケースもあります。
ただし、
- 取引先
- 売上規模
- 業種
によって、VATの方が適している場合もあります。
BIR対応で重要なポイント
フィリピンでは、BIR対応が実務上かなり重要です。
特に、
- 月次申告
- 領収書管理
- 会計帳簿
- OR/SI管理
などは、継続的な運営が必要になります。
Bookkeeper・会計担当が重要
フィリピンでは、多くの企業がBookkeeperや会計事務所と連携しながら運営しています。
特に、
- BIR申告
- 帳簿管理
- VAT処理
- Payroll
などは、継続対応が必要です。
日本との違いで注意すべきポイント
領収書・Invoice文化が強い
フィリピンでは、
- Official Receipt
- Sales Invoice
が非常に重要です。
日本よりも、「BIR登録済みレシート」の扱いが重視されるケースがあります。
行政運用が地域・担当者で異なる場合がある
実務上、
- 支店
- 担当者
- 地域
によって案内が異なるケースもあります。
そのため、現地での確認や継続対応が重要になります。
税務だけでなく「運営体制」が重要
実際には、
- 会計
- BIR
- Payroll
- VAT
- 領収書管理
などを継続的に運営する体制が重要です。
特にフィリピンでは、「法人設立だけ終わればOK」ではなく、その後の税務運営が非常に重要になります。
まとめ
フィリピン法人運営では、
- 法人税
- VAT
- BIR
- 会計処理
- Bookkeeper運営
などを理解しておくことが重要です。
また、日本と制度・実務感覚が異なる部分もあるため、現地運営を前提に準備を進めることが大切です。
※ 本記事は、iworks株式会社のフィリピン現地での実務経験および一般的な情報をもとに作成しています。実際の制度・運用・必要書類等は地域や行政機関、時期によって異なる場合があります。
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