フィリピンで飲食店を開業する際に必要な許認可まとめ

フィリピンで飲食店 飲食店開業

フィリピンで飲食店を開業する場合、日本とは異なる許認可や行政手続きが必要になります。

特に、

  • SEC登録は完了したが営業許可が進まない
  • 工事後に消防指摘が入る
  • Sanitary Permitで止まる
  • Alcohol Permitが必要だった

など、実務上のトラブルも少なくありません。

また、フィリピンでは「法人設立=営業可能」ではなく、営業開始までに複数の行政対応が必要です。

この記事では、フィリピンで飲食店を開業する際に必要となる主な許認可や、実務上の注意点について解説します。

フィリピン飲食店開業の基本的な流れ

一般的には、以下のような流れで進みます。

  1. 法人設立(SEC登録)
  2. BIR登録
  3. 物件契約
  4. Barangay Clearance
  5. Mayor’s Permit
  6. Sanitary Permit
  7. Fire Safety Inspection
  8. 店舗工事・営業準備
  9. 営業開始

重要なのは、「物件契約前に確認すべき事項」が非常に多い点です。

SEC登録(法人設立)

まずは法人設立を行います。

飲食店の場合でも、一般的にはSEC(Securities and Exchange Commission)で法人登録を行います。

注意点

飲食店では、外国資本規制や業種区分に注意が必要です。
また、将来的に店舗追加や事業拡大を想定している場合は、最初の事業目的設定も重要になります。

BIR登録(税務登録)

SEC登録後は、BIR(税務登録)を行います。
飲食店では、

  • Official Receipt
  • Sales Invoice
  • VAT登録
  • 帳簿登録

などが必要になります。

実務上の注意点

POSレジ導入や決済システムとの連携を考えて、事前に整理しておくことが重要です。
また、開業直前にレシート関連で止まるケースもあります。

Barangay Clearance

営業エリアのBarangay(地域行政)から許可を取得します。
Mayor’s Permit前に必要となるケースが一般的です。

よく確認されるもの

  • 店舗所在地
  • 賃貸契約
  • 業種
  • 看板
  • 周辺環境

Mayor’s Permit(営業許可)

実際に営業するための重要な許可です。
LGU(Local Government Unit)ごとに必要書類や運用が異なります。

注意点

飲食店では、

  • 営業面積
  • 厨房設備
  • 換気
  • 排気
  • ゴミ処理

なども確認されるケースがあります。

Sanitary Permit

飲食店では非常に重要な許可です。
衛生関連の確認が行われます。

主な確認内容

  • 厨房衛生
  • シンク数
  • 手洗い設備
  • スタッフ衛生
  • 食品管理

など。

実務上よくある課題

工事後に、

  • シンク不足
  • 手洗い位置
  • 厨房導線

などで修正が必要になるケースがあります。

Fire Safety Inspection

消防関連の確認も重要です。
特に、

  • 排気ダクト
  • ガス
  • 消火設備
  • 避難導線

などはチェックされます。

実務上の注意点

飲食店では、工事完了後に消防指摘が入り、追加工事が必要になるケースも少なくありません。
そのため、設計段階から消防対応を考慮することが重要です。

Alcohol Permit(酒類提供時)

アルコールを提供する場合は、追加許可が必要になる場合があります。
エリアやLGUによって運用が異なります。

飲食店では「物件確認」が非常に重要

実際には、許認可以前に、

  • 排気可能か
  • ガス利用可能か
  • 深夜営業可能か
  • 商業利用可能か

など、物件側制限で止まるケースもあります。

フィリピンでは、日本以上に「物件確認」が重要です。

フィリピン飲食店開業で重要なのは「営業開始後」

飲食店では、

  • 許認可
  • 工事
  • 開業

だけでなく、

  • スタッフ管理
  • 食材調達
  • SNS運用
  • 集客
  • 衛生管理

など、営業開始後の運営も非常に重要です。
特にフィリピンでは、日本とオペレーション感覚が異なる部分も多くあります。

まとめ

フィリピンで飲食店を開業する際には、

  • SEC登録
  • BIR登録
  • Barangay Clearance
  • Mayor’s Permit
  • Sanitary Permit
  • Fire Safety Inspection
  • Alcohol Permit

など、複数の許認可が必要になります。

また、実際には「物件選定」や「工事段階」で問題が発生するケースも多いため、事前確認が非常に重要です。

※ 本記事は、iworks株式会社のフィリピン現地での実務経験および一般的な情報をもとに作成しています。実際の制度・運用・必要書類等は地域や行政機関、時期によって異なる場合があります。

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