近年、日本国内のエンジニア不足や開発コスト上昇を背景に、「オフショア開発」を検討する企業が増えています。
その中でもフィリピンは、
- 英語対応
- 若いIT人材
- 日本との時差が少ない
- 比較的マネジメントしやすい
などの理由から、オフショア開発先として注目されています。
一方で、
- ラボ型と受託型の違いが分からない
- どちらが自社に向いているのか分からない
- フィリピンで本当に開発できるのか不安
という声も少なくありません。
この記事では、フィリピンのオフショア開発の特徴や、「ラボ型」「受託型」の違いについて実務ベースで解説します。
フィリピンのオフショア開発とは?
オフショア開発とは、海外の開発チームを活用してシステム開発を行うことです。
フィリピンでは、
- Webシステム
- ECサイト
- 業務システム
- アプリ開発
- WordPress
- 保守運用
など、さまざまな開発が行われています。
フィリピンが選ばれる理由
英語対応がしやすい
フィリピンでは英語が公用語の1つであり、英語でのコミュニケーションが比較的スムーズです。
日本企業との開発経験を持つ人材も増えています。
日本との時差が少ない
日本との時差は1時間程度のため、リアルタイムでのやり取りがしやすいのも特徴です。
オンライン会議やチャット対応も進めやすくなります。
開発コストを抑えやすい
日本国内と比較すると、人件費を抑えられるケースがあります。
ただし、単純に「安いから」ではなく、
- マネジメント
- 品質管理
- コミュニケーション
を含めて考えることが重要です。
ラボ型開発とは?
ラボ型開発とは、専属の開発チームを一定期間確保する形です。
イメージとしては、「海外に自社開発チームを持つ」感覚に近いです。
ラボ型の特徴
継続開発に向いている
- サービス改善
- 機能追加
- 保守運用
など、長期的な開発に向いています。
ノウハウを蓄積しやすい
同じチームが継続的に開発を行うため、サービス理解が深まりやすくなります。
柔軟に開発しやすい
開発途中で仕様変更が発生しても、比較的柔軟に対応しやすいのが特徴です。
ラボ型の注意点
一方で、
- 進行管理
- タスク管理
- PM体制
などが重要になります。
「チームを確保すれば自動で進む」というわけではありません。
受託開発とは?
受託開発は、開発内容・納期・費用を事前に決めて依頼する形式です。
日本国内の一般的なシステム開発に近い形です。
受託開発の特徴
予算を管理しやすい
契約時点で費用感を決めやすいため、予算管理がしやすい傾向があります。
短期開発に向いている
- LP制作
- 小規模サイト
- 単発システム
など、開発範囲が明確な案件に向いています。
マネジメント負担を減らしやすい
ラボ型と比較すると、開発管理側の負担を減らしやすいケースがあります。
受託開発の注意点
一方で、
- 仕様変更時の追加費用
- 柔軟性
- サービス理解
などは、ラボ型より制限される場合があります。
ラボ型と受託型、どちらが向いている?
ラボ型が向いているケース
- 継続的に開発したい
- 自社サービスを育てたい
- 長期運営を前提としている
- 柔軟に改善したい
受託型が向いているケース
- 開発範囲が決まっている
- 短期間で作りたい
- まずは小規模で試したい
- 管理負担を減らしたい
フィリピンオフショア開発で重要なのは「管理体制」
実際には、
- エンジニア採用
- 開発環境
- コミュニケーション
- PM
- 品質管理
など、運営体制が非常に重要です。
特に、
「人件費が安いから」だけで進めると、想定以上にマネジメントコストが発生するケースもあります。
まとめ
フィリピンのオフショア開発では、
- ラボ型
- 受託型
それぞれに特徴があります。
重要なのは、「自社の開発スタイルに合った形を選ぶこと」です。
また、開発費だけでなく、
- 管理体制
- コミュニケーション
- 品質管理
まで含めて設計することが重要になります。
※ 本記事は、iworks株式会社のフィリピン現地での実務経験および一般的な情報をもとに作成しています。実際の制度・運用・必要書類等は地域や行政機関、時期によって異なる場合があります。
関連サービス
iworks株式会社では、
- フィリピンオフショア開発
- ラボ型開発
- 受託開発
- 開発チーム構築
- 現地マネジメント支援
など、実務ベースでサポートしています。

