フィリピンで店舗やオフィスを開設する際、多くの企業が苦戦するのが「内装工事」です。
日本と同じ感覚で進めてしまうと、
- 工事スケジュールが大きく遅れる
- 消防指摘で追加工事が発生する
- ビル側承認が通らない
- 排気・電気容量で問題が出る
など、想定外のトラブルが起きるケースも少なくありません。
特に飲食店では、
- 厨房
- 排気
- ガス
- 消防
関連で追加対応が必要になるケースも多くあります。
この記事では、フィリピンで店舗・オフィス内装工事を行う際に注意すべきポイントを、実務ベースで解説します。
フィリピンの内装工事は「物件契約前」が重要
実際には、工事より前の「物件確認」が非常に重要です。
特に確認すべきなのは、
- 飲食利用可能か
- 排気可能か
- ガス利用可能か
- 深夜営業可能か
- 看板制限
- 工事可能時間
などです。
フィリピンでは、契約後に制限が判明するケースもあります。
ビル・モール側承認が必要になる
フィリピンでは、多くの商業施設やオフィスビルで、工事前にビル側承認が必要になります。
主な提出内容
- レイアウト図面
- 電気図
- 給排水図
- 消防関連
- 工事スケジュール
- 使用材料
など。
実務上の注意点
承認に時間がかかるケースも多く、「契約後すぐ着工できる」とは限りません。
特に大型モールやBGCエリアでは、細かいルールが設定されている場合があります。
排気・厨房設備で止まりやすい
飲食店で非常に多いのが、排気関連トラブルです。
例えば:
- ダクト設置不可
- 排気位置制限
- 屋上接続不可
- 追加工事必要
など。
実務上よくあるケース
契約後に、「想定していた厨房機器が使えない」というケースもあります。
そのため、物件選定段階で厨房条件を確認することが非常に重要です。
消防(Fire Safety)対応が必要
フィリピンでは、消防関連の確認も重要です。
特に、
- 消火器
- スプリンクラー
- 避難導線
- ガス
- 電気容量
などがチェックされます。
注意点
工事完了後に消防指摘が入り、追加工事が発生するケースもあります。
設計段階から消防を考慮して進めることが重要です。
工事スケジュールが日本と異なる
フィリピンでは、日本ほどスケジュール通りに進まないケースも少なくありません。
例えば:
- 資材遅延
- 承認待ち
- 職人スケジュール
- 修正工事
など。
特に輸入設備や特注家具では、想定以上に時間がかかるケースがあります。
電気・空調容量の確認が重要
実際には、
- ブレーカー容量不足
- 空調不足
- 電圧問題
なども起こりやすいポイントです。
特に飲食店では、
- 冷蔵庫
- 製氷機
- IH
- エアコン
など、消費電力が大きくなります。
そのため、契約前の設備確認が重要です。
オフィス内装でも注意点は多い
オフィスの場合でも、
- LAN配線
- ネット回線
- 会議室
- セキュリティ
- 発電機対応
など、日本と異なる部分があります。
特にBPOやITオフィスでは、通信環境確認が非常に重要です。
フィリピン内装工事で重要なのは「現地調整」
実際には、
- ビル管理
- 行政
- 工事会社
- 消防
- テナントルール
など、多くの調整が必要になります。
そのため、「図面だけ作れば終わり」ではなく、現地での実務対応が非常に重要です。
まとめ
フィリピンで店舗・オフィス内装工事を行う際には、
- 物件確認
- ビル承認
- 排気・厨房
- 消防
- 電気容量
- 工事スケジュール
など、多くのポイントを事前に整理する必要があります。
特に飲食店では、契約後に問題が発覚すると大きな追加コストにつながるケースもあるため、事前確認が非常に重要です。
※ 本記事は、iworks株式会社のフィリピン現地での実務経験および一般的な情報をもとに作成しています。実際の制度・運用・必要書類等は地域や行政機関、時期によって異なる場合があります。
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